【2023/08/31】 『葬回診』解説&開発秘話 |
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【2022/12/22】 福岡IGEに参加しました |
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【2022/10/29】 『葬回診』キャラ設定公開 |
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【2022/08/17】 『葬回診』リリース |
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【2021/11/18】 この一ヵ月の軌跡 |
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駄 文 (7) | ||
ゲーム (8) | ||
開 発 (7) | ||
『葬回診』リリース | ||
【2022/08/17】 ゲーム | ||
長かった…やっとリリースに至りました。 と言ってもまだ追加シナリオの作業があるんですが、とりあえず区切りとしてブログを書きます。 実は当初ガッチさんの誕生日の6月6日にリリースする予定で、情報解禁した5月頭にはほぼ完成してました。 でも想像以上の反響の大きさから、もう少しブラッシュアップしようという事でイベントのBGMや約30種類の脅かし演出を追加する事に。 それでも7月中リリースも間に合ったんですが、ガッチさんがプロの方にPVを作成して貰ってそのPV公開時にリリース時期を発表しようとなりました。 しかしその方のスケジュールがなかなか押さえられず、夏中にはリリースせねばとの事で踏ん切りをつけてPV無しリリースが決定しました。 (と言いつつ、発表会生放送直前にガッチさんが自分で簡単な紹介動画を作られたようです) リリースまで約2年…(待機期間や自社アプリ・取引先のHPのメンテ等もあったので実作業期間はもっと短いです) 書きたい事は山ほどありますが、とりあえず今回はこれです。 ★突っ込まれる前に言い訳しておこうの巻★ 重大なネタバレとかはないですが、この記事に興味ある方は既に一度はプレイしている想定ですので、まだの方は是非プレイしてからご覧ください。 ①正面入口について 正面入口に鉄格子みたいなシャッターがありますよね。 普通は外に付いてるもんなんですが、わかり易さを重視して中に設置してます。 ②窓について 構造的に窓がないのおかしくない?と思うかもしれませんが、プレイヤーからは見えない位置にちゃんとあります。 3Fのマップで言うと赤いラインの部分ですね。 もちろん通路の他にも病室などの室内にもありますが、全て鉄格子が取り付けられていてそこからは脱出できません。 ③暗視ゴーグルについて 敵が暗視ゴーグルを装着してますが、普通は赤く光りません。 対象者の恐怖心を煽るために敢えて赤いレンズに改造しているという設定です。 ④カルテについて カルテのアップ画面ですが、他素材を流用したのでたぶん実際のカルテとは書式がかなり異なります。 ⑤婦長について 現在は婦長ではなく看護部長(看護師長)と呼ぶべきですが、医院長の認識が病院が廃業した当時から変わっていない為、古い呼び方のまま手記に記しています。 主人公も婦長さん呼びするのはその手記を読んだからで、中学生が極限状態でわざわざ言い換えるのはリアリティに欠ける気がしたので手記から得た情報をそのまま使用しています。 ⑥ガスについて 3Fはとある理由で特殊なガスが充満してますが、「直接標的の体に投与すれば良くね?」と言われればその通りです。 これはシナリオの都合上、二度手間とも取れる方法になっていますが、より幻覚を見やすくする為という事にしておいてください。 ⑦脱出手段について エンディングAではとある物を使って病院から脱出しますが、我ながら「そんなに古くて汚れてたら逆に街中で目立つだろうに」と突っ込みたくなります。 これはイベントシーンの画作りで浮いてしまわないように雰囲気を重視しました。 ⑧病院の立地について エンディングAを見た方の大半が思うであろう『病院の立地が山奥すぎ問題』ですが、これまた一枚絵にした時の雰囲気を重視しました。 ⑨効果音について 効果音もわかり易さを重視して実際の音とは違う音を結構使ってます。 アイテムゲットの音は実はトランプを配る音だったり、車椅子のキーコーという音は扉を開ける音だったり… 針を刺す時も実際は音なんて鳴らないですしね。 この音は本当は何の音だろう?と想像しながらプレイするという特殊な楽しみ方もあるかもしれません。 ⑩主人公のヘアピンについて 2Dのゲームではよくある事なんですが、キャラクターの向きが変わると利き手や見た目の左右が逆転する事があります。 昔は作る側も遊ぶ側も仕様として普通に受け入れてたと思うんですが、3Dゲームが増えた今では違和感を感じる方も多いと思います。 現にデバッグ会社さんに「主人公が振り向くとヘアピンの位置が変わる不具合があります」と報告を受け、仕様だと答えつつもゲーム観のジェネレーションギャップみたいなのに少し驚きました。(プロとして業務的に些細な事でも報告するスタンスだったのかもしれませんが…) でもそれは想定内で、最初にモゲラッタさんにキャラデザを依頼する前に、左右反転しても大丈夫なようにシンメトリーなデザインにという要望を伝えて貰ったので、最初のデザイン案ではヘアピンはつけてませんでした。 でもプロデューサーさんが個性が足りないとの事でそのデザインは没になり、今のデザインになりました。 その際にアシンメトリーになるけど大丈夫か確認されましたが、左右逆転が起こらないようにするなら全ての作画と実装コストが2倍になるので、片方髪で隠れてるけど実は両方つけていて、振り向く際に勢いで髪の被さり方が変わるという事にしてOKを出しました。 (でもファンアートを描く際は片方しか描かなくていいと思うよ) とりあえず、今回はこんな感じでしょうか… 葬回診は追加シナリオにて完結します。 なるべく早くお届けできるように努めますが、その前に初期バグ修正をしなければ… また実装作業のチェック待ちの時に設定に関する補足や没ネタ・裏話、開発で苦労した点などをブログにまとめようと思います。 それでは引き続き【葬回診】をお楽しみください。 |
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